「これからパパになるけれど、まだ実感が沸かなくて…」
そう思っている方、いませんか?
私もそう思っていました。
でも、
- 「もっと早く知っておけばよかった」
- 「事前に準備しておけば、何か変わったのかもしれない」
と、子どもが産まれてからそう思うようもなったんです。
ママは、妊娠・出産、そして育児にいたるまで想像以上にたくさんの試練を経験していきます。
パパもきちんとママの変化を理解して家庭生活をサポートしましよう!
本記事は、”ちょっとだけ先輩パパ”の私からリアルな体験談と気づきを紹介します。
🖊️この記事で分かること
はじめに
初めての妊娠、
初めての出産、
そして、初めての育児――
何もかも「初めて」づくしで、それはまるで出口のない迷路を毎日毎日走り続けているような感覚でした。
ママはお腹の中の赤ちゃんと一緒に、日々”母親”へと変わっていく。
でも、私はどこかその迷路を外から眺めているだけ。
なかなか”父親”になれないような感じがあったんです。
今回は、そんな私が出産前に知っておきたかったこと、心の準備として役立ったことを5つにまとめてみました。
これからパパになるあなたのヒントになりますように。
🔗「父親になるってどういうことだろう?」
初めての妊娠から入院、退院に至るまでの気持ちの変化、そして”パパを自覚した瞬間”をまとめた記事はコチラ💡
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妊娠中から、ママは想像以上に頑張っている
妊娠すると体と心に大きな変化が起きていく
妊娠といえば「お腹が大きくなる」というイメージが真っ先に浮かびますよね。
でも、それだけではありません。
妊娠初期から、ホルモンのバランスが大きく変わり、突然の不安感や喪失感、そして眠れない夜が続くこともあります。
私も、最初は「見た目」でしか妻の変化を感じられていませんでした。
でも、「妻は見えないところでも毎日戦ってるんだ」と気づかされたことがあります。
ここでは、私の体験談をもとに3つのエピソードを紹介します。
つわりは”ただの気持ち悪さ”ではない
「つわり」と聞くと、吐き気や気分の悪さを思い浮かべるかもしれません。
でも、実際の妻の姿を見て、その認識は変わりました。
食事がほとんど摂れず、起き上がるのもしんどそうな日々。
もしかしたら「これは病気のレベルでは?」と不安になるほどでした。
妻は「仕方がないよ、つわりだから」と話していましたが、苦しんでいる姿を見るたび、「ただのつわり」なんて言葉では片付けられないと痛感しました。
「今日は気分が悪いみたい」
この言葉の重さを、パパはきちんと受け止めましょう。
もちろん、つわりには個人差があり、始まる時期も、終わる時期も人それぞれです。
だからこそ、パパが正しく理解して寄り添う姿勢がとても大切になります。
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食生活は”我慢と工夫”の連続
妊娠してから、妻は急に食べられないものが増え、好きだった食べ物の匂いですら受けつけなくなりました。
「◯◯の匂いがもうダメ…」
と、好きだった食事や、家庭の空間の香りにも敏感になっていったんです。
栄養を摂らなきゃいけないと分かっていても、口にできるものが限られている。
そんな姿を見て、私も胸が痛みました。
私は何気なく「何か食べたいものある?」って聞いたこともあります。
でも、今思えばそれもプレッシャーになっていたかもしれません。
食べられないママが悪いわけじゃない。
むしろ、
このような正論も、逆にママのストレスになることだってあるのです。
だからこそ、パパはママの変化をきちんと受け止めて、できることを一緒に探しましょう。
ママが一人で抱え込まないように、
大切なママと赤ちゃんを守るためにも二人で支え合っていくこと大切です。
📝「妊娠中に意識したい栄養素まとめ(保存版)」
| 栄養素 | 主な働き | 多く含む食品 |
|---|---|---|
| 葉酸 🥬 | 赤ちゃんの神経管の発達を助ける | ほうれん草、枝豆 ブロッコリー |
| 鉄分 🩸 | ママの貧血予防 赤ちゃんへの酸素供給 | レバー、小松菜、プルーン |
| カルシウム 🐟 | 骨や歯の形成 ママの骨密度維持 | 牛乳、小魚、豆腐、ヨーグルト |
| タンパク質 🍗 | 筋肉や内臓、胎児の成長に必要 | 卵、鶏むね肉、大豆製品 |
| ビタミンC 🍊 | 鉄の吸収を助ける 免疫力を高める | いちご、みかん、ピーマン |
| DHA/EPA 🐠 | 脳・視神経の発達を助ける | 青魚(サバ、イワシ) |
※妊娠初期は「葉酸」「鉄分」、後期は「カルシウム」「たんぱく質」が特に大切です。必要な養分が摂れないときは、サプリメントや栄養補助飲料も活用してみましょう。
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”心の浮き沈み”を、きとんと理解しておこう
妊娠中の妻は、日によって気分が大きく揺れ動きました。
突然涙が出たり、些細なことでイライラしたり。
気分が落ち着いたかと思えば、疲労やストレスでまた不安に逆戻りしたり…。
当時の私は、どう対応していいのかわからずに、ただ「どうしたの?」と戸惑うだけで、どんな言葉をかけたらいいのか悩む日々でした。
でも本当は、「大丈夫だよ」「そばにいるよ」と、たった一言でも安心できる言葉をかけられたら、妻の心は少し楽になったんじゃないかって、今はそう思います。
情緒の不安定さは、悪いことではありません。
むしろ、命を育む中で、体も心も必死に適応している証拠なんだと思います。
無言になる夜や涙が止まらない時間があっても、
「なんで?」ではなく、「そうなるよな」って思えることが、パパにとって大切な一歩になると思います。
- 妊娠中のママは、目に見えないところでたくさん戦っている
▶ママの体と心の変化について、早めに知っておこう!
産後の生活は、想像よりも大きく変わる
出産してからも過酷な生活がしばらく続く
「赤ちゃんが生まれたら、幸せいっぱいの毎日が始まる」
このように思っているパパは多いと思います。
でも、出産後の生活は決してラクなものではありません。
夜中の授乳、寝不足、家事の山、そして夫婦の会話も減っていくなど――
現実は”家族の幸せを守るために戦う毎日”でした。
ここでは、出産後に直面したエピソードを紹介します。
夜中の授乳と寝不足は、想像以上だった
赤ちゃんは、2~3時間おきに起きては泣いてママとパパを呼びます。
そのたびに授乳、オムツ替え、寝かしつけ、片付け、そしてまた授乳と――
毎日毎日、この生活が休む間もなく続いていくのです。
私は1ヶ月の育児休暇を取得しましたが、
「これは、ママひとりで回せるはずがない」
「寝かせてもらえるだけでもありがたい」
そうハッキリと実感しました。
だからこそ、
ミルクの準備や寝かしつけなど、ママではなくパパができることを率先してやるべきだと思います。
「どうすればママの負担を減らせるのか」
きちんとパパが考えて行動していきましょう。
家事の山に「やっているつもり」が追いつかない
赤ちゃんのお世話で時間が足りない中、それでも家のことは止まりません。
「洗濯物、取り込んだよ」
「ゴミ出しておいたよ」
そんな言葉は、もしかしたら”やってるつもり”になっているだけかもしれません。
ママは、家事の全体像を把握しながら動いている。
その一方で、パパは「言われたら一部をやる」だけ――
このギャップに気づくのに、少し時間がかかるでしょう。
子どもが生まれる前から、一緒に家事したり、ママから手順を教わっておくことだけでも、それが産後の”チームプレイ”にも繋がります。
家事スキルを磨いておくことは、パパに求められる大切なスキルです。
仕事との家事・育児とのバランスに悩んだ日々
フルタイムで働く中、家に帰れば育児と家事が待っています。
「どっちも中途半端になっているかも…」
そんな焦りを感じる日も、何度もありました。
でも、そういうときこそ夫婦できちんと話し合いましょう。
「今、どこがしんどい?」
「どんなふうに手伝ったらいいのかな?」
「今の仕事で、何か”◯◯してほしい”っていうことはないかな?」
など、
たとえ聞きづらいことであっても、お互いの意見を聞いて話し合う時間が大切です。
「パパも大変。でも、ママはもっと大変」
このことを忘れずに、仕事と家庭では気持ちを切り替える努力をしましょう。
子どもが生まれたあとの生活は、想像していた「幸せな育児ライフ」とはちょっと違うかもしれません。でも、一緒に悩み、一緒に工夫しながら乗り越えていく中で、家族の絆は確かに深まっていきます。
パパが知っておきたい”心構え”とは?
今日から、「言われてから動く」を卒業しよう
今まで、「手伝って」と言われてから動いていたパパいませんか?
このスタンス、実は”協力しているつもり”になってしまっていることがあります。
ママからすると、そんなパパは「言わなきゃ動かない」人。
パパがいくら”手伝っているつもり”でも、満足していないママが多いのです。
育児では、”自分から気づいて動く”という姿勢が本当に大切となります。
でも、それは自然に身につくものではありません。
”意識して気付こうとする”努力が必要になるんです。
ここでは、そんな意識づけに役立つヒントを紹介します。
”パパだからこそできた”と実感しよう
ある日、妻がいくら抱っこしても、あやしても、赤ちゃんが泣き止まない日がありました。
ともに眠れない夜が続いていたため、妻も私も焦りと疲労でいっぱいでした。
妻は明らかなに動揺しており、色んな”泣き止む方法”を試しても、一向に泣き止むことがない赤ちゃん――
そんな中、私が「代わろうか」と初めて抱っこしたとき、赤ちゃんは不思議なくらいスッと眠ってくれたのです。
その瞬間、
「ママができないことでも、私がやったらできるかもしれない」
いう気持ちが強く込み上げてきました。
子育ては”ママのサポート”ではなく、”夫婦のチーム戦なんだと気づけた出来事です。
”言葉に出していない”ママの悩みごとに気付こう
ママが何も言わないからといって、困っていないわけではありません。
むしろ、「言う気力すら残っていないほど疲れている」ことがほとんどなのです。
大切なことは、
など、小さなサインに気づけるかどうか。
ママの表情や態度だけではなく、生活環境を見渡す習慣をつけましょう。
完璧じゃなくていいから、まずは行動しよう
「何かあったら言ってね」ではなく、まずは自分から動くことが大切です。
最初から完璧を目指す必要はありません。
100点を取ろうとするよりも、”ママの負担を少しでも軽くできる行動”を、無理なく続けていくこと。
それが、子どもが生まれる前から始められる「パパの準備」だと思います。
- 指示待ちのパパから、積極的に動くパパへと変わっていこう
- ちょっとした家庭環境の変化に気づく努力をしよう
実体験から学ぶ、事前準備と現実とのギャップとは?
出産や育児にそなえて、仕事の調整を含めて早めの準備をすることは大切だが、現実は様々な問題や悩みごとが出てくる
この章では、事前の準備と育児が始まってから直面した悩みごと、改善すべきだった点についてまとめました。
- 仕事の調整について
出産直前まで、どのくらいの期間休めるのか分からず不安でした。
もっと早い段階から会社と相談しておけば、妻に安心感を与えられたかもしれないと思っています。 - ミルク・おむつ・沐浴などの基礎的な育児知識について
育児本や動画で予習はしていたものの、実際にやると「あれ?これで合ってる?」と戸惑いました。特に、初めての抱っこや沐浴は、緊張で手が震えるくらいでした。 - 夫婦での「生活リハーサル」をしよう
家事分担、夜間の過ごし方、周囲へのサポートのお願いなど――
出産前に、きちんと話し合っておくことの大切さを実感しました。
「私はこう思っている」、「ここが不安なんだ」
そういう気持ちを、ちゃんと話し合う時間を持つことをおすすめします。 - 「ありがとう」と「ごめんね」をきちんと伝えよう
忙しくなったり日常生活に慣れが生じてくると、当たり前の言葉が口に出せなくなるものです。だからこそ、意識して伝えることが大切です。
🔖一番後悔したこと:「育休をもっと早く考えておけばよかった」
私の職場では、育児休業を取った男性は誰もいませんでした。
妻も「無理して休まなくてもいいよ」と言ってくれましたが、
本当は、
「仕事を休んだら、職場に迷惑がかかるかも…」
「評価が下がるのではないか?」
「給料が下がって、家計を支えられないのではないか?」
そんな目に見えない不安ばかりを気にしていたんです。
それでも、思い切って1ヶ月の育児休業を取りました。
いざ取得してみて感じたのは、ただひとつ。
「あのとき休んで、本当によかった」という気持ちです。
🔗「育休を取ったらどんな生活になるんだろう?」
休暇を取得したからこそ見えた悩みや本当のつらさについてまとめた記事はコチラ👇️
【関連記事:育休は取れなかった。でも”1ヶ月の有給”が教えてくれた家族のかたち | 子育ての道しるべ】】

これから育休を取るか迷っているパパさんがいたら、是非迷わずに休みましょう!
職場の目を気にするよりも、今頑張っているママと、これから一緒に生きていく子どもをしっかり見つめて、パパとして一歩を踏み出してほしいと心から思います。
先輩パパとして、一番伝えたいこと
パパは完璧じゃなくていい。
”支える気持ち”や”迷いながらでも向き合う姿勢”があるだけで、ママも赤ちゃんも、そしてパパ自身も救われる瞬間がある。
私は今でも、育児に迷ってばかりです。
パパになってからも、
- 「この言葉がけで良かったのかな?」
- 「今の選択は間違っていないかな?」
と、日々悩んでいます。
でも、ひとつだけ大きく変わったのは――
「一緒に悩んで、一緒に歩いていこう」という覚悟を持てたことです。
ママと子どものためだけでなく、”自分自身のために”パパになっていく。
そんな感覚を、これからパパになるあなたに伝わってほしいです。
おわりに
子育てが始まると、今までの生活が一変します。
たくさんの初めてを経験し、たくさんの悩みごとや不安なことを経験していくでしょう。
でも、不安になるのは、きちんと向き合おうとしている証拠です。
たとえ自信がなくても、準備が不十分でも、「なんとかしたい」と思っているあなたは、もう立派なパパです。
このブログが、少しでもあなたの背中を押せたなら、これほど嬉しいことはありません。
私も、まだまだ迷いながら学びながら、パパをやっています。
だから一緒に、少しずつ前に進んでいきましょう。

本記事をご覧いただきましてありがとうございます。
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