「最近、ママが笑っていない」
「言葉にとげがあるなぁ」
「なんだか家庭の空気が重たい…」
そういうふうに感じている、パパいませんか？
こんなに頑張っているのに…
なんで分かってくれないんだろう…
夫婦の間で、このような気持ちのすれ違いはよく見られます。
子どもが小さいうちは、家事や育児に追われ、ママとの会話も少なくなりがちです。
でも、ほんの少しの”行動”で、ママの気持ちはふっと軽くなります。
この記事では、私の実体験を元に、夫婦の距離をグッと縮める「５つのポイント」をご紹介します。
読み終えた時には、今よりも少しカッコいいパパになれるヒントがきっと見つかるはずですよ。
🖊️この記事で分かること
はじめに
子どもは成長するにつれ、いずれ親元を離れていきますが、ママは一生のパートナーです。
共に家族として生活していく上で、良好な関係を保っていくことが大切になります。
💡ちょっと豆知識
男性と女性とでは、脳の働き方に違いがあると言われています。一般的に、男性は「解決」を求め、女性は「共感」を求める傾向があります。
同じ出来事に対しても、受け取り方や反応が異なることがあるんです。
そんな「違い」をふまえた上で、
について、私の経験をもとに紹介していきます。
話を聴こう
ママの話を聴くだけで、ママの気持ちは楽になる
夫婦間のコミュニケーションは大切です。
でも、
毎日家事と育児に追われているママは、とにかく誰かに話を聞いてもらいたいと思っています。
パパも、仕事のことや人間関係で悩むことがありますが、
帰宅したらママの話を聴くように心がけましょう。
ママの気持ち（とにかく話したい！）
パパが仕事をしている中、ママも育児と家事に追われて休む間もなく働いています。
- 子どもが言うことを聞いてくれない！
- 子どもが寝てくれない！
- 一生懸命ご飯を作ったのに、子どもが食べてくれなかった！
子どもが、子どもが、子どもが＿
こんな日々が毎日続くと、つい愚痴をこぼしたくなります。ママは「誰かに話したい！」と強く感じているのです。
パパの見せ場！（聴き手に徹する）
男性は、よく話を遮ったり、自分の意見を話したりする傾向がありますが、ここではアドバイスをする必要はありません。
大切なのは、”聴く”ことです。
ママの気持ちを受け止めるためには、アドバイスをすることではなく、この”聴く”姿勢がとても大切なんです。
先生
ここで、「聞く」と「聴く」の違いを押さえておこう！
「聞く」とは、ただ耳に入ってくる音や言葉を受け取ること。一方、「聴く」とは”相手の思いを心で受け止めて、丁寧に耳を傾ける”ことだよ。
ママの愚痴を聴くだけで、ママの気持ちはふっと軽くなります。
他にも、
など、相槌したり感謝の言葉を伝えたりすると、ママも「話してよかった」と感謝してくれます。
たとえ、仕事で疲れていたとしても、きちんとママの目を見て話を傾聴する時間を作りましょう。
ウチでは、帰ってから「どんなことがあったの？」と私の方から妻に話しかけていました。やはり、話ができる環境が整っている方が、気持ちはスッキリできるようです。
- 話を聴くだけで、ママの気持ちはリフレッシュできる
- 感謝の言葉は忘れないように伝えよう
行動しよう
積極的にパパが行動すれば、ママの笑顔が増えていく
「赤ちゃんが泣いているよ」
「ママと一緒じゃないと嫌なんだって」
こんな言葉をママに伝えていませんか？
でも、この言葉がけはママのストレスを増やす原因になります。
まずは、パパが自ら行動してみる。
行動していく中で、ママに助言をもらったり相談する習慣へと変えていきましょう。
ママの気持ち（率先して動いてほしい！）
育児と家事に積極的に関わっているパパも多いですが、ママの期待に応えるのは意外と難しいものです。
たとえ、”やっているつもり”であっても――
- 言わないとやってくれない！
- 気づいてくれない！
- 教えても、思ったとおりに（家事や育児を）やってくれない！
- （家事や育児を）やったつもりになっている！
このように、ママから思われてしまうことが多いのです。
それでも、ママは、
「言わなくてもやってほしい」
「パパにもっと積極的に育児と家事に関わってほしい」
と、思っています。
先生
パパが「言ってくれなきゃわからない」と感じるように、ママも「察してほしい」と思っているんだ。この“ズレ”を埋めるためにも、パパの行動がカギになってくるよ。
パパの見せ場！（行動する）
まずは、率先して動くことが重要です。
「赤ちゃんが泣いているよ」ではなく、さっと抱っこしたり、オムツを見てみたり、汗をかいていないかなど、率先してチェック（行動）しましょう。
育児は初めてのことばかりですが、それはママだって同じです。
だからこそ、ママと一緒に子育てに向き合い、パパも率先して行動してほしいのです。
小さな経験の積み重ねが自信にも繋がっていきます。
家事も同じです。
最初から完璧にこなすことは無理でも、
- 食器洗いから始めてみる
- 洗濯物を一緒に畳んでみる
- 部屋が汚れていたら、気づいたところに掃除機をかけてみる
みるなど、小さなことから始めてみましょう。
このちょっとした行動がママにとって大きな支えとなります。
ウチでは、帰宅後の役割が決まっていました。
夜泣きや着替え、ミルクもまずは私が対応する。また、食器洗いや目に見える範囲での部屋の片付けも行うなど――
夫婦間のルールを決めておくことも効果がありますよ✨️
- ママに聞く前に、行動に移そう
- 夫婦間で担当を決めて、ママの負担を減らそう
「ありがとう」を伝えよう
きちんと感謝の気持ちを伝えることで、ママの心はスッキリする
”やってもらって当たり前”
心のどこかで、このように思っているパパいませんか？
でも、パパが毎日安心して仕事に望めるのは、ママのサポートがあるからです。
ママが育児や家事をパパの代わりにやってくれているからこそ、家庭の生活が回っていきます。
当たり前の日常を過ごせていることに感謝をこめて、ママに「ありがとう」と伝えましょう。
ママの気持ち（褒めてほしい！）
『産後うつ』という言葉があるほど、ママの心的ストレスはかなり強いものです。
私の妻も、「子どもが生まれて２～３ヶ月の間は、精神的に落ちていた」と言っていました。
仕事から帰ると、暗い部屋で泣いている姿を何度も見ました。
話しかけても「分からない」の一点張り⋯
他にも、
- ワンオペでこんなに頑張っているのに、感謝されない！
- 誰からも労いの言葉がない！
- ずっと「独り」でいる感じがする！
「自分はだめだ」「母親失格だ」と感じてしまうママも必ずいるのです。
精神的に落ち込んでいる中、ママの理解者が一番身近にいるパパであったとしたら――
こんなに心が満たされることはありません。
パパの見せ場！（伝える）
「自分だって、こんなに頑張っているのに感謝されていない」
きっと、そう思ってしまうパパもいますよね。
少し考え方を変えてみましょう。
毎日、パパが仕事に行けるのはなぜですか？
それは、ママの支えがあるからです。
たとえ寝不足だとしても、
たとえ子どもが体調を崩したとしても、
自分のやりたいことがやれないとしても――
ママが率先してサポートしてくれているからです。
育児の合間を縫って、ご飯やお風呂の準備をしてくれるママがいます。
自分の辛さを表面に出さないようにと努めているママだっています。
今日からで構いません。
いつも支えてくれるママへ「ありがとう」と、心からの感謝の言葉を伝えてみましょう。
先生
ママは、24時間365日気を休める瞬間がほとんどないんだ。
パパがお昼休憩をしている間や、同僚と談笑している最中も、家で一生懸命頑張っていることを忘れないようにしよう。
- １日１回、「ありがとう」をママに伝えよう
- ママは休む間もなく”家で働いている”と認識しよう
気持ちが切り替えられない！そんなパパへのアドバイスはコチラ💡
🔖パパ第一思考から家族第一思考へと、考え方を変えていこう！
たとえば、
・「帰宅したら、ご飯ができていて当たり前！」
・「パパは仕事、ママは家事・育児をするべきだ！」
・「俺だって、仕事の愚痴や悩みだってあるんだ！」
ではなく…
・「ママだって、家で頑張ってくれているんだ！」
・「二人で子どもと向き合っていくんだ！」
・「ママだって、たくさんの悩みを抱えて疲れているんだ！」
と、パパの視点ではなくママはどう思っているのか考えてみましょう。
それでもうまく切り替えられないときはどうしたらいいの？
おすすめの言葉があるよ！
それは―
「ま、いっか」です。
たとえ、仕事で疲れていたとしても、上司に叱責されて気持ちが落ち込んでいたとしても、帰宅する前に「ま、いっか」と口遊む癖をつけてみましょう。
きっと今よりもうまく気持ちの切り替えができるようになりますよ。
自由な時間をつくろう
育児・家事から一旦離れることで、ママのストレス解消にも繋がる
「赤ちゃんが寝ているときに休んだらいいんじゃないの？」
そう思っているパパいませんか？
たとえ、赤ちゃんが寝ていたとしても、洗濯や片付け、ご飯の準備など他にもやることが山積みなんです。
常に緊張感は張りっぱなし、まともな睡眠を取ることもできず、時には自分の食事を摂れないことだってあります。
だからこそ、ママが好きなことを満喫できる時間を確保しましょう。
ママの気持ち（自由になりたい！）
毎日子どもと向き合っているママの心労は、パパの想像を超えた以上につらいものです。
とにかく、育児の場から解放されたいという強い気持ちがあるのです。
- 誰かと気持ちを共有したい！
- どこかに出かけたい！
- 一人で過ごす時間がほしい！
- 赤ちゃんは可愛いけれど、話が通じなくてつらい！
など、たくさんの悩みを抱えています。
特に、乳児の頃はコミュニケーションが取れない日々を過ごすので、まさに正解の無いクイズを解き続けている感覚なのです。
”可愛いだけでは解消できないものだってある”ことを、パパは覚えておきましょう。
パパの見せ場！（自由な時間をあげよう）
まずは半日、そして慣れてきたら一日と、自由な時間をプレゼントしましょう。
たとえ、ちょっとした時間だとしても、育児と家事から解放されることでママの心はたくさんリフレッシュできます。
先生
この”ちょっとした時間”っていうのがポイントなんだ。
パパも「ママがいない間、きちんと家事と育児の対応ができるのか」不安になる人が多いからね。
ママが家に戻ったときには満面の笑顔になり、会話も弾むでしょう。
もちろん、パパも「一人でも子どもと過ごすことができた！」と自信にも繋がります。
ワンオペの大変さを経験することで、より一層ママへの感謝の気持ちが大きくなりますよ。
- ママがリフレッシュできるように、自由な時間をプレゼントしよう
- ママが居ない時間を組み入れて、家事と育児スキルを磨こう
夫婦の時間をつくろう
悩みごとや辛いことを共有すれば、夫婦間の親密度は深くなる
子どもが生まれると、生活の中心はすべて”子ども”になってしまいます。
でも、家事と育児は夫婦ふたりでやっていくものです。
お互いに思いやる気持ちを忘れることなく、尊重しあう関係を保つためには、夫婦で一緒に過ごす時間も大切になるのです。
ママの気持ち（二人で出かけたい！）
ママだって、心の底からパパのことが嫌いなわけではありません。
育児に没頭し、家事に追われる日々を過ごすあまり、身体的にも精神的にも余裕がなくなってしまっているのです。
ちょっとした気持ちのすれ違いから、だんだんと心の距離感ができてしまう――
でも、ママだって「パパを頼りにしたい！」という気持ちが強いのです。
だからこそ、時には二人で過ごす時間を作ってみませんか？
育児について話したり、他愛のない話題で盛り上がったりなど、一緒に二人でリフレッシュする時間を作りましょう。
楽しかった思い出のある場所に行ってみたり、ランチやディナーに誘ってみたり、ウインドウショッピングをしたりなど――
「ママと一緒にいると、やっぱり楽しい」
この気持ちを、きちんと言葉で伝えてみてください。
ママはきっと喜んでくれますよ。
おわりに
育児と家事、そして夫婦関係はバランスがとても大事です。
私も最初はうまくいかなったことが多く、妻にはたくさんのつらい思いをさせてしまいました。
ですが、夫婦で助け合いながら育児をしていくためには、
パパが主体的に行動することが大切なんだと、あらためて実感しています。
今日よりも、頼れるパパに。
そして、もっともっと、かっこいいパパになるために――
できることから、一歩ずつ。
今から一緒に始めてみませんか？
🔖今日からできること
１．聴き手に徹しよう！
２．行動しよう！
３．感謝の言葉を伝えよう！
４．自由な時間をプレゼントしよう！
５．二人の時間を過ごそう！
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