「どうしてパパは動いてくれないの?」
そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか?
実は、パパの多くは「やる気がない」のではなく、”どう手を出していいのか分からない”だけなんです。
でも、ちょっとした声のかけ方や言葉の工夫で、パパの行動がぐっと変わっていくことがあります。
この記事では、
今日からすぐ使える「パパにかける声かけのコツ」や「言い方のポイント」を、具体例とともに紹介します。
🖊️この記事でわかること
なぜ、パパに「声かけ」が大切なのか
パパが協力しないのは、「やる気がない」わけではなく「どう手を出していいのか分からない」ケースが多い。
男性はプライドが高く、慎重で、完璧を求めがちです。
そのプライドが邪魔をして、他者からのアドバイスを避けることもあります。
「自分から動きたいけど、間違えるのが怖い」
このような気持ちが、家事・育児に対して行動を抑制してしまう原因になるのです。
男性の心理を理解すると、伝え方が変わる
「もっと育児に関わりたい」と思っているパパは必ずいます。
でも、どう動けばいいのか分からないから行動できず、結果的に何もしていないように見えてしまうのです。
心理学的に、男性は「認められる」「頼られる」と行動意欲が高まる傾向があります。
つまり、パパの力を引き出すには、この男性心理を上手く利用した声かけがポイントとなります。
言葉がけ次第で、逆効果になることがある
「もっと助けてほしい!」
「もっと積極的に動いてほしい!」
ママは、この2つの思いが特に強いため、なかなか言葉使いまで気を遣う余裕がありません。
でも、伝え方を間違えると逆に”パパとの距離ができてしまう”ことがあります。
なぜなら男性は、
という心理があるからです。
イライラした気持ちを「なんで手伝ってくれないの?」とぶつけてしまうと、パパは「また怒られるかも」と萎縮してしまい、行動がさらに減ってしまう――
そんな悪循環が起こってしまいます。
この悪循環を避けるためには、「お願いの仕方」を少し工夫してみることが必要です。
パパが「自分にもできそう」と感じやすい言葉がけをすることで、家庭の雰囲気もガラッと変わっていきます。
NGワードとOKワードの言い換え(実践例)
ここからは、よくあるNGワードを例にして、どんな言葉に言い換えると伝わりやすいかを紹介します。
すべてに共通しているのは、「責める」から「お願い・共感」に変えること。
言葉が変わると、パパの反応も大きく変わりますよ。
『なんで手伝ってくれないの?』→『◯◯してくれると助かるな』
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「なんでやってくれないの?」って、つい言っちゃうけど…
これって、どうしてダメなの?

先生
パパからすると”自分はダメ出しされている”と感じてしまうんだ。
「責められている」と感じるパパは多く、「自分は役に立たない存在なんだ」と受け取ってしまうんだよ。
- なんでやってくれないの?
- パパが萎縮して距離を取る or 反発する
- さらに、ママの不満が募る
- 夫婦関係に溝
▶①に戻る(繰り返し)
→具体的に頼ることで、パパの”頼られて嬉しい”心理が働きます。
『もういい、自分でやる!』→『一緒にやってみよう』
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もう頼むの疲れた…
自分でやった方が早いから、結局イライラして「もういい!」って言っちゃうんだよね…。

先生
ママの気持ちは痛いほど分かるよ。
でも、「自分でやる」って言葉は、パパにとって「自分の出番はない」っていう”拒絶”のように聞こえてしまうんだ。
そうすると、パパの気持ちが冷めてしまって、ますます家事・育児参加から遠ざかってしまうんだよ。
- 「もういいよ!」
- パパが拒絶されたと受け取って、距離を取る
- ママの負担が増えて、不満がたまる
▶①に戻る(繰り返し)
→共に取り組むスタンスに変えるだけで、パパは「自分も役に立てる」と感じやすくなります。
『普通、◯◯でしょ』→『うちはこうしてほしいな』
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「普通こうするでしょ?」「なんでわからないの?」って言いたくなるよ。

先生
「普通」と言う言葉は、相手を否定してしまう力を持っているんだ。
パパは「自分はダメなんだ」と思ってしまい、「やってみよう」っていう気持ちもなくなってしまうんだよ。
- 「普通は…」
- パパの自信が無くなってしまう
- 会話のトーンが険悪になる
▶①に戻る(繰り返し)
SNSを見ていると、
「◯◯の旦那さんは、なんて協力的なんだろう」
「こんな生活しているなんて羨ましい」
このように思ってしまうこと、ありませんか?
でも、「他所は他所、うちはうち」と認識して、パパと向き合うことが大切ですよ。
→”わたしたちのルール”として伝えることで、建設的な会話が生まれます。
『早くして!』→『◯◯の時間だからお願い』
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「早くしてってば!」「もう出かける時間なのに!」って言っちゃうこともあるよ。

先生
焦る気持ちから、つい出てしまう言葉だね。
でも、命令調に聞こえるとパパは反発心を持ちやすくなるんだ。
「ペースを乱された」とイライラするパパもいるから注意だよ。
- 「早くして!」
- パパは”ペースが乱された”と思って反発
- ママの不満が増える
▶①に戻る(繰り返し)
→”一緒に間に合わせよう”という協力の雰囲気が伝わります。
『私ばっかり大変!』→『一緒にやってくれて助かる』
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「どうして私だけがこんなに大変なの?」って思っちゃうよ。

先生
ママは毎日頑張っているよ。
でも、その「不満」が聞こえてしまうと、パパは「どうせ俺が悪いんでしょ」と拗ねモードに入ってしまうんだ。
「俺だって仕事で頑張っている」と反発して、ますます距離を取ってしまうパパだっているよ。
- 「私ばっかり!」
- パパは「責められた」と感じて距離を取る or 反発する
- ママの不満が解消されない
▶①に戻る(繰り返し)
→感謝の一言が、パパの行動意欲をぐっと高めます。
『ちょっと手伝って』→『◯◯をお願いできる?』
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「ちょっと手伝って」ってよく言っちゃうんだけど、これはどうしてダメなの?

先生
「手伝って」では、何をすればいいのか分からず、ママの気持ちや意図が伝わらないパパが多いんだ。
どこから手を出せばいいか分からず、結果「やらない」という選択になりがちなんだよ。
- 曖昧なお願いをする
- パパは指示を汲み取ることができず、動けない
- 「やっぱり何もしてくれない!」とママの不満が爆発
▶①に戻る(繰り返し)
→具体的に伝えると、パパも安心して動けます。
『どうせできないでしょ』→『これ、やってみる?』
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「どうせできないでしょ」って、言いたくなることもあるよ!

先生
否定的な言葉は、パパの自信を根こそぎ奪ってしまうんだ。
「俺は役に立たない」と思うパパもいれば、プライドが傷ついて拗ねてしまうパパもいるよ。
その結果、育児・家事に対してどんどん消極的になってしまうんだ。
- 「できないでしょ!」「無理でしょ!」
- パパが育児・家事から距離を取る
- ママの孤独感や負担が増える
▶①に戻る(繰り返し)
ママも、パパから「どうせできないでしょ」「無理でしょ」と言われたら、悲しい気持ちになって距離を取りたくなってしまいますよね。
パパも同じ気持ちになってしまうんです。
言葉に出そうになったら、一度深呼吸してみることがオススメです。
→信頼されていると感じると、パパは前向きに動けるようになります。
夫婦で声かけを工夫するメリット
声かけをちょっと工夫すると、家庭の雰囲気が驚くほど変わる。
「なんで私ばっかり…」と思っていたママも、
「声のかけ方を変えたら、夫が自然と動いてくれるようになった」と感じるようになるかもしれません。
声かけを工夫することで、家庭にはこのような変化が生まれます。
パパの育児参加が”習慣化”する
最初はぎこちなくても、ママの声かけが「きっかけ」になります。
パパが「やってみたら意外とできた」という成功体験を積むと、「自分にもできる」という自信が生まれ、育児や家事を自発的に行動するようになります。
結果として、ママは一人で抱え込む時間が減り、育児ストレスや家事負担がぐっと軽くなる効果が期待できます。
子どもの自己肯定感が育つ
夫婦で協力して育児・家事を行う姿は、子どもにとって”最高の安心材料”です。
仲の良い両親を見ると、子どもは「自分は大切にされている」と実感しやすくなります。
特に、パパが日常的に関わる時間が増えると、子どもの自己肯定感の育成にもつながります。
家庭全体の雰囲気があたたかくなる
声かけの工夫は、夫婦の関係性そのものを優しく変えていきます。
ママが「ありがとう」と伝え、パパが「助かった」と返す。
その小さなやり取りが積み重なると、お互いを尊重し合える関係へと変わっていきます。
夫婦で協力し合える環境が生まれると、家の中に”安心の空気”が流れて、自然と家の中が明るくなります。
まとめ
少しずつでいいから、夫婦で「協力のかたち」を育てていきましょう。
すべての声かけを変える必要はありません。
できそうなポイントから、ひとつずつ試してみてください。
その小さな積み重ねが、「協力し合える夫婦関係」を育てる第一歩になります。
ママがリードすることで、家庭全体が少しずつラクになる――
そんな”ちょっとした魔法”を、ぜひ今日から試してみてください。
毎日の家事・育児が、もっと楽で笑顔のある時間になりますように。
📝【次回:「夫が自ら動く!家庭をラクにする行動変化のコツ(準備中)】
次の記事では、パパが”自発的に動けるようになる”ための工夫や仕組みづくりを紹介します。ママもパパもラクになる、”協力の仕組み”を一緒に整えていきましょう。
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