【体験談】熱性けいれんを2度経験して分かった”心の備え”

育児トラブル・体調

本記事は、私たち家族の”体験談”をもとにした内容です。
専門的な診断・治療を目的としたものではなく、あくまで「私たちがどう対応したか」の記録です。ご心配な症状がある場合は、必ず医療機関や相談窓口にご相談ください。


ある日突然、子どもがけいれんを起こした。
そんな経験はありませんか?

初めて子どもが熱性けいれんを起こした日。
息をしているのかも分からないまま、ただただ抱きしめることしかできませんでした。

今でも、あの時の記憶は消えません。

熱が出るたびに、「またけいれんが起きてしまうのでは?」と胸がどきどきしてきます。

この記事は、同じような経験をした方、そして「うちの子もなるかもしれない」と不安な方に、少しでも心の準備や安心を届けたくて書いています。



🖊️この記事でわかること

  • 熱性けいれんって何?
  • わが子が経験したときのリアルな様子
  • 親として、どんな”心構え”をしておけばいいか?





熱性けいれんは、小さな子によく見られる症状のひとつとされています。

目の前で突然、わが子の体がビクビクと震え始めた場合、多くの親は「どうしたらいいの?」と戸惑ってしまうことでしょう。

私は、この”ある日突然の出来事”を通して、多くのことを学びました。

「子どもが突然けいれんを起こした時、親はどうすればいいのか」

私の体験談が、同じように不安を抱えるパパやママの支えになれたら――

と、そんな思いで、この記事を書きました。


熱性けいれんとは、38℃以上の発熱時に起こるけいれん(ひきつけ)発作のことです。
生後6ヶ月~5歳くらいまでの乳幼児に多く見られます。

この現象は、成長とともにほとんどが自然に消失し、6歳頃にはほとんど発症しなくなります。
また、両親や兄弟姉妹に熱性けいれんの既往がある場合、発症リスクが高まるとされています。

そんな熱性けいれんですが、多くの場合は――

ポイント

ほとんどの熱性けいれんは数分以内におさまり、命にかかわることはまれです。
【出典:日本小児神経学会「こどもと熱性けいれん」


と、されています。

後に、両親に聞いた話ですが、私も小さい頃に熱性けいれんを発症したことがあったようです。

因果関係は不明ですが、ご両親から「子どものころに熱性けいれんがあったか」聞いておくと良いかも知れません。

では、熱性けいれんの症状にはどのようなものがあるのでしょうか?

典型的な症状例とは

症状の例としては、

  • 発熱(38℃以上)にともなって起こる
  • 全身がピクピク・ガクガクと震える(左右対称のことが多い)
  • 目を見開いたり、白目をむいたりする
  • 呼びかけに反応せず、ぐったりして見える
  • 顔色が青白くなったり、唇が紫になることがある
  • 失禁や嘔吐をともなうことがある
  • けいれんは、たいてい1~5分以内で自然におさまる(長くても15分以内が多い)

など、があげられます。

これらの症状がすべて出るわけではありませんが、一つでも当てはまった場合には落ち着いて対応することが望まれます。

とはいえ、頭では分かっていても――
実際に目の前で起きると、その「数分」が信じられないほど長く感じてしまうのです。


適切な対処例とは

では、もし熱性けいれんが起きてしまったらどのように対処すればよいのでしょうか?

わが家では、このように対応の仕方を共有していました

「落ち着いてなんて言われても無理だよ…」って思う方もいますよね。

私もそうでした。
事前に学習はしていたけれど、実際に子どもが熱性けいれんを発症したときには、
学んでいた知識が、その一瞬のできごとによって真っ白になってしまったのです。

でも、この記事を読んでくれたあなたなら、少しでも冷静に動けるかもしれません。



ポイント

必ず、事前に「熱性けいれんとはどんな症状なのか、そしてどのように対処したらよいのか」学習しておこう!



この章では、実際に熱性けいれんを経験したあの日について振り返っていきます。

発症の瞬間、子どもの状態や親の心境、そしてどのような対応をしたのか――

リアルな体験談をまとめました。


熱性けいれん発症の瞬間


その瞬間は突然やってきました


その日は、子どもの38℃以上の熱が続いていた、ある日。
少しぐったりはしていましたが、重篤な様子ではありませんでした。
食欲はやや落ちていましたが、水分も摂れ、おもちゃで遊んだりテレビを見たりして過ごしていました。

その日、私は午前中で仕事を終えて、お昼には帰宅しました。
帰宅すると、子どもは妻の膝の上で横になって休んでいました。


「ただいま」
「大丈夫?」
と聞くと、子どもはニコッと笑ってくれました。


子どもが次第にウトウトし始めたため、お昼寝の準備を開始。
家族3人で横になり、子どもが眠ったことを確認し、妻と私も一休みしようとした瞬間――

突然、体がガクガクと震え始めたのです。


パニックと理性のあいだで ~妻の動揺、自分の気持ち~

「けいれん!?」

妻が大声で慌て始めました。

ピクピクなんてかわいらしい震えではない。ガクガクと大きく震えていたのです。

明らかに慌てて動揺している妻。
私はと言うと、「(自分は)落ち着かないと!」と必至に理性を保とうとしました。

子どもの顔はみるみるこわばり始め、口からは泡も吹き出していました。


この小さいからだの中で、「何が起きたか分からない」恐怖


そんな中、冷静を保つことがどんなに難しかったことか…

でも不思議なことに、救急車という発想が出ることはなく、ただただ子どもに声をかけていました。

「大丈夫!」
「大丈夫!」
「◯◯は強い子だよ!」

懸命に何度も話しかけていました。

でもそれは、自分自身を落ち着かせていただけかもしれません。

短くて長いけいれん、次第にこわばりが無くなっていく――

子どもの体から、力がスッと抜けていく瞬間――

そして泣き始めた瞬間を見て、

「あぁ、生きてる」
「良かった」

と、心の底から思いました。


かかりつけの病院へ

「意識がある。良かった」

子どもを抱っこして、”意識がしっかりあるか”確認している中、
妻はかかりつけの病院へ連絡をしました。

状況を説明したあと、幸いにも病院から診察の了承をいただいたため、いざ病院へ出発。

病院に着くと看護師へ事情を説明しました。

待ち時間の間は、ずっと私は子どもを抱っこ。
子どもは泣いていましたが、私は安心していました。


生きている――


それだけで、私は安堵できたのです。

名前を呼ばれ、医師との問診が始まりました。

医師
医師

どのくらいの間、けいれんしていました?

くー
くー

だいたい、1分半くらいです。5分は経っていないと思います。

医師
医師

けいれんは、両手両足?
左右どちらもけいれんしてましたか?
片方だけ(けいれんがあった)とかありませんでしたか?

くー
くー

はい、両手両足のどちらもけいれんしていました。

医師
医師

吐いたりとかはしていませんか?

くー
くー

はい、大丈夫でした。


他にも、胸の音を聴診したり手足の発赤の有無を確認したりなど、丁寧に診察していただきました。

医師
医師

けいれん止めの坐薬を出します。
もし、夜38.5℃以上の熱が出た場合には挿肛してください。

くー
くー

分かりました。けいれんが無くても使っていいんですね?

医師
医師

大丈夫です。


病院からは、ダイアップ坐薬(抗けいれん薬)とアンヒバ坐薬(解熱鎮痛剤)の2種類を処方されました。どちらも同時に使ってもよいことを確認して診察が終わりました。

わが家で”実際の行った会話のやり取り”を再現しています。診断や処方を保証するものでではありませんので、必ず医師の指示を受けて坐薬を使用するようにしてください。


”長い”一日の終わり ~安心と全身の脱力感~

診察を終えた頃には、既に子どもは落ち着きを取り戻していました。
そして、病院から自宅へ戻ると、子どもは「パン、たべる」と一言。

あのときは、

「口に入るのであれば何でも良い」
「とにかく落ち着いてよかった」

という気持ちが強かったです。

そして――

「よく救急車を呼ばずに、様子を見ることができたな」

という強い不安感が後から押し寄せてきました。


また、妻からも

一人じゃなくて良かった。あと、夜じゃなくてよかった」と一言。


でも、

もし夜だったら?
もし一人だったら?

そんな”もしも”が、今も時々よぎります

あの日の夜、私は徹夜して起きていました。何かあってもすぐ対応できるようにと、ずっと神経を張りつめていた状態だったのです。

子どもの寝息を何度も確かめ、体が熱くないか、顔色に変化はないかなど――

小さなライトをつけて、ただひたすら“見守る”ことしかできませんでした。

こうして、初めてのけいれんとの闘いは幕を下ろしたのです。

初めてのけいれんを振り返って

頭が真っ白になる――

初めて経験したことでした。

当時は、事前に学んでいたことがすべて分からなくなってしまい、後から振り返ってみて改めて「あぁ、そうだったな」と反省できたくらいです。

ここでは、うまく対処できたこととできなかったこと、そしてその解決案について振り返ってみます。


事前に共有していた知識の中で、できたことは次の3つです。

  • 深呼吸して、慌てないようする』
    妻が慌てていましたが、私は不思議とやや冷静でいられました。
    目の前の子どもを「どうにかしなきゃ」という気持ちが勝ったんです。多分、”たまたま”そうなっただけかもしれません。
  • 終わったあとも様子を見る
    けいれんが止まった後は、冷静さを取り戻していました。
    呼吸はしているのか、体全体のこわばりはないか、皮膚湿疹など目に見える症状はないか、など直ぐ確認することができました。
  • 処方された薬を、医師の指示通りに落ち着いて使えた
    けいれん後したその日の夜、0時半頃に子どもの熱が38.5℃に上がりました。
    医師から処方されていた抗けいれん薬と解熱鎮痛剤を、説明に従って使用することができました。

くー
くー

あのときは、「もしまた起きたら…」という不安が頭から離れず、薬を使う判断にも緊張が走りました。
でも、「できることはすべてやろう」という気持ちで、処方された通りに落ち着いて対応できたことが、ほんの少しだけ自信に繋がりました


  • 『けいれんの時間を計れなかった』
    室内にアナログの大きな時計がありましたが、けいれんが始まった瞬間慌ててしまい、時計を気にする余裕はありませんでした。

    <解決案>
    すぐ目の届く範囲に、必ずアナログの時計を置いておこう。
    スマホを作動している余裕はありません。

  • 『顔を横に向けて寝かせることができなかった
    気づいたら苦しそうなわが子を抱えていました。すでに横を向いてお昼寝している状態ではありましたが、その状態を保ちながら両手で抱えていたのです。

    <解決案>
    熱が出た時は、顔を横に向けるように意識しよう。
    たとえ熱性けいれんが起きなくても、嘔吐した場合のリスク回避にも繋がります。

1度目のけいれんから1年が経ち、子どもの体力がついてきたおかげか、熱を出さずに過ごす時間が増えてきました。

でも、元気に過ごしているとは言え、やはり1度目のけいれんは頭から離れません。

初めてけいれんが起きた時期が近づくにつれて、
「熱が出ませんように」と願うようになっていました。

そんな中、また2度目のけいれんが起きてしまったのです。



2度目の発症の瞬間

その日は、やはり38℃以上の熱が続いていました。
1度目のときと違っていたのは、「39℃を超える熱が多かった」という点です。

この日、子どもの様子は1度目のときよりもぐったりしていました。
食欲もほとんど無く、水分も摂りたがらない。
おもちゃやテレビにも、あまり興味が無いような状態でした。

横になっている時間が多く、そのままお昼寝の準備を開始。

家族3人で横になり、子どもが眠ったことを確認して、私たちも一休みしようとした瞬間――

また、突然体がガクガクと震え始めたのです。

1度目のときと違っていたこと

妻は慌てましたが、私は1度目のときよりは落ち着いていました。

ガクガクと大きく震えていることは変わりません。
けれど今回は、冷静にけいれんの状態や、手足の発疹がないかなど、全体の様子を見ることができました。

とはいえ、内心では、

「大丈夫だよね?」
「救急車、呼ばなくてもいいよね?」

と、必至に理性を保とうとしていました。

子どもの顔はみるみるこわばり、口からは泡も吹き出している。

ここは1度目と同じですが、

  • 顔は横を向いていたが、体がうつ伏せだったこと
  • 白目を向いていたこと
  • こわばる力が、明らかに強かったこと
  • けいれんの時間が長かったこと

これらが、1度目とは違っていました。


1度目のときと同様に、

「大丈夫!」
「大丈夫!」
「◯◯は強い子だよ!」

懸命に何度も話しかけ、私たち自身も、なんとか落ち着こうとしていました。


また、次第にこわばりが無くなっていき、
子どもの体から、力がスッと抜けていく瞬間――

「また泣き始めるのかな?」

そう思っていましたが、一向に泣き始めません。


――全身に力が入っていない。


1度目の恐怖とは比べられないほどの絶望感が、押し寄せてきました。


大きな声でわが子を呼び、手や足を握りしめ、何度も呼吸しているか確認しました。

そのとき、口が微かに動き、
私の指を、かすかな力で握り変えそうとした姿を見て、


「あぁ、生きてる」


と、また心の底から思いました。

そして、そんな中あらたな問題が発生したのです。


病院が休診だった

その日、普段から通っている病院が、ちょうど午後から休診だったのです。

かかりつけ医に受診できないという絶望感。

やむを得ず、近医小児科や市の緊急診療所へ相談を始めました。

でも、

  • 「普段のかかりつけ医に診てもらった良いでしょう」
  • 「けいれんが治まっているのであれば、今は様子を見ていて大丈夫」
  • 「当院では対応できません」

と、案内を受けたのです。

高熱、けいれん後、力がうまく入らない、意識もボーッとしている…

このような状態で、

「果たしてダイアップ坐薬を使った方がよいのか」
「救急車を呼んでもいいのか」

私は明らかに動揺していました。

苦肉の策ではありましたが、迷った末に職場の医師へ連絡をするという選択をしました。

状況を詳しく伝えると、「今すぐにでも坐薬を使用して良い」と医師から指示を受けたため、ダイアップ坐薬とアンヒバ坐薬を使用することにしました。

その日、私は不安でいっぱいのまま、一睡もせずに子どもを見守っていました。

夜20時すぎ、体温は38.5℃まで上昇したため、2回目のダイアップ坐薬とアンヒバ坐薬を使用。


「もう、けいれんは起きないでほしい」


そう願わずにはいられませんでした。


翌日、かかりつけの病院へ

幸いなことに、けいれんは起きずに翌日を迎えることができました。

朝一番でかかりつけ医を受診。

問診内容は1回目のときと大きくは変わりませんでした。

でも、当日も高熱が続いていたため、その場で再びダイアップ坐薬を挿肛していただきました。

医師
医師

つらかったですね。
けいれんが止まっているのは良いことです。このまま熱が下がっていくといいですね。

くー
くー

ありがとうございます。これからも高熱が出た際に、8時間空けていればダイアップを使用してもいいでしょうか?

一度説明を受けていたとしても、不安であれば確認しましょう!

医師
医師

大丈夫ですよ。お大事にして下さいね。


医師のその言葉に、ようやく少しだけ肩の力が抜けたのを覚えています。

あらためて、病院からダイアップ坐薬とアンヒバ坐薬の2種類を処方され、帰路に着きました。

わが家で”実際の行った会話のやり取り”を再現しています。診断や処方を保証するものでではありませんので、必ず医師の指示を受けて坐薬を使用するようにしてください。


2度目のけいれんを振り返って

2度目のけいれんは、前回とはまた違った不安と緊張感がありました。
少しだけ冷静に動けた部分もあれば、やはり慌ててしまった部分も。

ここで、1回目と2回目のけいれん時に”自分はどう動けたのか”について振り返ってみます。

まず、明らかな違いは1回目よりも2回目のときの方が、けいれん症状が重く感じられたということです。

精神的な不安は、2回目の方が大きかったということを念頭に振り返ってみます。

感情の動きと対応の有無1回目2回目
慌てることはなかったか
やや冷静を保てた

1回目のときよりも冷静だった
けいれん時間の計測はできたか
動揺してしまい、子どもから目を離せなかった

1回目のときよりも状態が悪かったため、子どもから目を離なすことが出来なった
体温は測定できたか
測り忘れていた

けいれん後、すぐは測れなかったが、のちに確認できた
顔を横に向けて寝かせることはできたか
心配するあまり、抱きかかえてしまった

体のこわばりが1回目のときより強く、うつ伏せ状態であったため、抱きかかえてしまった
服薬判断(ダイアップ等)はどうだったか
当日の夜は、医師の指示通り対応できた

職場の医師に相談して、指示をもらい対応できた


くー
くー

1度経験していたとは言え、いかに精神的な不安が強いのかが分かりました。「分かっていたのに動けなかったこと」も多く、自分でも悔しく感じています。



ここでは、2回目のけいれん時の反省点と解決案について3つまとめました。

  • 安静に寝かせることができなかった』
    顔を横に向けることはできても、つらそうに苦しんでいる表情を見た途端、反射的に手が出てしまいました。「触れないほうがいい」と分かっていても、親としてはとても見ていられなかったんです。

    <解決案>
    けいれん時の基本対応を、冷静なときに確認しておくことがカギになる。
    とっさの反応は誰にでもあるものですが、やはり繰り返し確認することで、少しずつ体が覚えていきます。

  • けいれん時間の計測ができなかった
    「何分続いているかを計るのが大切」と分かっていても、実際は時計を見る余裕がありませんでした。

    <解決案>
    ママとパパ、もしくは家族で”役割分担”を念密に話し合っておこう!
    例えば「けいれん時はパパが時間を見る」、「ママが体勢を確認する」など。事前に話しておくだけでも、いざというときの助けになります。

  • かかりつけ病院が休診という想定をしていなかった
    休診日というだけでも同様してしまい、他の病院へ相談しても断られてしまったため、不安が何倍にもふくらんでしまいました。

    <解決案>
    相談先を、事前にリストアップしておこう!
    休日診療所、小児救急電話相談(#8000)、民間のオンライン診療など、いざというときの「次の一手」を調べておくだけでも、気持ちはぐっと楽になります。

次にけいれんが起きたとしても、少しでも落ち着いて対応できるように――

反省点を見つめ直していくことが大切になります。


後悔しないように、事前にきちんと勉強して、夫婦間で意見を共有してまとめておく

親であれば誰しも、子どもが健康でいてほしいと願うものです。
でも、時には思いがけない出来事が起きてしまうこともあります。

なので、「発症する可能性がある」という心構えを、必ず夫婦間で共有しておきましょう。


他にも、

  • もし、ひとりで看病しているときに熱性けいれんが起きたときはどうするのか?
  • 熱が出たときは、いつまで自宅で様子をみるのか?
  • 救急車を呼ぶタイミングはどうするのか、また二人で看病していたときにはどちらが呼ぶのか?


このような意見についてもきちんと共有しておきましょう。


家庭ごとに事情は違うからこそ、日頃から「わが家の場合」を明確にしておくと安心です。


また、「病院で聞かれそうな内容」をあらかじめリスト化しておくと、当日の受診の流れもスムーズになります。

動揺している中での病院受診。
冷静さを取り戻そうとしている中、”当時の状況を説明すること”は思った以上に大変なことです。

突然の出来事にも慌てすぎず対応できるように、”備えておくこと”と”話し合っておくこと”が、子どもを守る力につながっていきます。

くー
くー

病院を受診するときに、聞きたいことを忘れてしまうことありませんか?
熱性けいれん時用のチェックリストを作りましたので、ご参考にしていただけると嬉しいです✨️


🔖病院ですぐ使える!「熱性けいれん時用」チェックリスト
病院で問診される代表的な質問をまとめたチェックリストを作りました。
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ぜひ、ご家庭の冷蔵庫や目につく場所に貼っておいて下さいね✨️


この経験は”我が家だから起きたこと”かもしれません。

でも、子どもの急な発熱やけいれんは誰にでも起こりうること。

だから「迷ったら、医療機関や相談窓口に連絡を検討する」――
そんな選択肢を少しでも頭の片隅に置いてほしいと思います。


子どもが熱を出したとき、つい「ママに任せっぱなし」になっているパパいませんか?
でも、子どもの熱が出た場合、ママは怖くてたまらないのです。

だからこそ――

ひとりより、ふたりで看病してほしい。


ひとりに任せるのではなく、”もうひとりがいる”だけで安心感に繋がるということを覚えておいてほしい。

”わが子が元気でいることが、当たり前じゃない”という気持ちを、どうか忘れないでいてほしい――

ふたりで支え合って、乗り越えていくものだということを心にとめて、
今日も夫婦ふたりで育児に励んでくれたらと切に願っています。




本記事は、私たち家族の体験談をもとにした内容です。専門的な診断・治療を目的としたものではありません。ご心配な症状がある場合は、速やかに医療機関や相談窓口へご相談ください。


🔷公式機関リンク先

🔗「救急車を呼ぶべきか、今すぐ病院に行ったほうがいいのか」どうしたらいいの?
緊急医療相談、医療機関案内についての相談窓口はコチラ👇️
#7119(救急安心センター事業)

「救急安心センター事業」という制度に参加している都道府県・政令市などが使える番号です。利用できるかどうかは、お住まいの都道府県・市町村の公式サイトで確認してください


🔗「子どもの急な発熱や嘔吐、腹痛などの症状が出たらどうしたらいいの?」
家庭での対処法や受診の必要性を相談できる窓口はコチラ👇️
#8000(子ども医療電話相談)

日本全国統一の短縮番番号です。休日・夜間における子どもの急な症状等を相談できます。


🔷熱性けいれんに関する信頼できる情報


熱性けいれんは突然のことで、どう行動すればいいのか悩んでしまいますよね。
不安なときに確認できる、信頼性の高い情報源をまとめました。

🔗日本小児神経学会|Q20:熱性けいれんはどのような病気ですか?
子どものけいれんに関する基礎知識や受診の目安がまとめられています。


🔗日本てんかん協会|発作の介助と観察
専門家による啓発情報があり、家族として知っておきたいポイントが分かりやすく紹介されています。



くー
くー

他にもオススメの記事がありますので、ぜひご覧になってみて下さいね✨️

🔗「育児でどうしてもイライラしてしまう」
育児ストレスへの向き合い方や解消法について、体験談をもとにまとめた記事はコチラ👇️
【関連記事:子育て中のイライラを減らす方法|ママをラクにする実体験と対策まとめ | 子育ての道しるべ

この記事を書いた人
くー

初めまして(^^)くーと申します♪
仕事と育児の両立に奮闘する現役パパ(4年目)です。
2021年に、最愛の第一子が誕生!
「家族の時間を大切に」がモットー✨️
子育ては、毎日悩みごとの繰り返し。そんな悩みごとのヒントになるような”道しるべ”を発信していきます。よろしくお願いします。

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